おならと一緒に数千・数万の大腸菌が飛び出している

fart

おならは臭いガスです。 不潔で臭いため人前で出すと「無作法」とされますが、臭いが拡散して消えた後はあまり気にしませんよね。 実はおならは一緒に大腸菌を放出しており、出した場所によっては大腸菌が生存・繁殖することもあるんですよ。

凄く不潔なことのように聞こえますが、実は大腸菌はそこら中に存在しています。 なのであまり神経質になる必要はありません。

おならと一緒に飛び出す大腸菌

skunk

おならは腸内に貯まったガスを外に排出する行為です。 その大部分は飲食の際に飲み込んでしまった空気で、残りは食べ物を分解した際の残りカスです。

おなら自体はガスですが、出す時に腸内のうんちの微粒子や大腸菌も一緒に排出されます。 おならに含まれる大腸菌はその数・数千・数万とも言われ、結構な数の大腸菌が一緒に飛び出していることになります。

なのでおならをすれば大腸菌が舞い散ります。 空気中でおならをすればそこら中に拡散していきますし、お風呂に入る時にお尻をよく洗わなかったり浴槽内でおならをした日には大腸菌は湯船で繁殖して数を増やしていきます。

大腸菌は通性嫌気性菌であり、酸素があってもなくても生存することができます。 生存にはある程度の湿度が必要なので乾いた空気中では生きていけませんが、湿った空気中、水中、土中、生物の皮膚などなど様々な場所に存在します。 大腸菌は名前のイメージから腸内に生息している菌と思われがちですが、実は自然界に広く生息しているのです。

ではそんな大腸菌が悪影響を及ぼさないのかと言えば、必ずしも問題を起こす訳ではありません。 大腸菌の中には善玉菌と呼ばれるむしろ体に良い影響を与えるものもいますし、いてもいなくても特に影響のないものも沢山います。 また悪さをする菌を取り込んでも少量なら免疫が排除するので、そこら辺にいる大腸菌を少々取り込んで問題に発展することはまずありません。

ただし一部の大腸菌は問題に発展することもあります。特に「食中毒菌」や「腸管出血性大腸菌」と呼ばれる菌は、少量入り込んだだけで健康被害に発展することもあります。 流石に空気感染は滅多にしませんが、質の悪い菌は「接触感染」が起きることもあります。

もし一緒に暮らしている人が食中毒になった場合、菌によっては感染することも考えられます。 お風呂に入る際にはお尻をよく洗ってから湯船に浸かり、お風呂でおならをしないように言い聞かせた方がいいでしょうね。 特に乳幼児や老人など抵抗力の低い人がいる場合は要注意です。

しかしおならを我慢するのは体に良くないので、TPOを弁えて出しましょう。 ガンの原因となることすらあるので溜め込むのはダメですよ!

おならと屁の違い

smell

「おなら」と似たような言葉に「屁(へ)」があります。 一応分類されており、音がするものは「おなら」、音がしないものは「屁」または「すかしっ屁」と言います。 またひとつ賢くなってしまいましたね。

なお「すかしっ屁は臭い」と言われますが、これは特にすかしっぺの方が臭い成分が多い訳ではないようです。 おならは聴覚と嗅覚で分担して感知するのに対して屁は嗅覚のみで感知するので、その差が感じる臭いの差となっているのでしょう。

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