マレーバク:神が余り物で作った動物?

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名称マレーバク (Tapirus indicus)
身体体長:180~250cm / 尾長:5~10cm / 体重:250~500kg
生息地東南アジアの熱帯雨林の水辺
食性草食で果物や木の葉を食べる

マレーバクの特徴

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珍妙な見た目で、まるでゾウが縮んだような顔をしています。 鼻はゾウほどではありませんが長く、エサを取って運んだり器用に使います。

「バクは夢を食べる」という話を耳にしますが、それは中国の伝説上の生物「獏」の話です。 いわく「鼻はゾウ、目はサイ、体はクマ、足はトラ、尾はウシ」という空想上の動物で、バクとは別物です。

ただバクも「神が創造に使った残り物を使って作られた」とか言われていますし、獏の「鼻はゾウ、目はサイ (※バクは奇蹄目でサイと近い)」と近い部分があるようにも思えます。

もしかしたら実際のバクの話に尾ひれが付いたものが獏となったのもしれませんね。 東南アジアと中国は近くにありますし、あながち無関係とも言い切れません。

タイではバクは釈迦の乗り物で、身体の白い部分は釈迦が座って色が変わったと言われています。 その奇妙な姿から色々な場所で妙な伝説になっている訳です。

マレーバクの生態

生息地

東南アジアの熱帯雨林で水辺に単独で生活しています。 この妙なパンダもどき模様も、実は保護色になっています。 2000万年前からこの姿で、いわゆる生きた化石です。

普段の生活

夜行性で草食で、水草・植物・果実などを長い口先で食べます。

水辺はバクにとって安全な場所です。 泳ぎが得意なバクは、トラやジャガーに見つかると水中に逃げて鼻先を出して泳いで逃げたり、水中に潜んで鼻だけ出して隠れたりします。 臭いを出さないように排便も水の中でするんですよ。

繁殖と成長

基本的に単独で行動しますが、子育てはカップルで行います。 胎生で1年に1頭子どもを産みます。子どもは1年で独立して生活をはじめ、3年ほどで成熟します。寿命は20~30年ほどです。

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