クロゴキブリ:害虫の王、ゴキブリの黒い方

periplaneta-fuliginosa
名称クロゴキブリ (Periplaneta fuliginosa)
身体体長:2.5~3cm
生息地ユーラシア東部の屋外・屋内
食性雑食で動物、植物、残飯、埃、髪の毛なんでも食べる

クロゴキブリの特徴

periplaneta-fuliginosa

クロゴキブリは最強の害虫の代名詞のゴキブリで、名前の通り黒いのが特徴です。 普段我々が見かけるゴキブリは大抵がクロゴキブリかチャバネゴキブリのどちらかです。

本種は人家にもよく入ってきますが、チャバネと違い屋外でも生活が可能であるため、森林や草原はもちろんゴミ捨て場やベランダの植物付近などにもよくいます。

とんでもないレベルでの雑食性であり、昆虫、死体、木、葉、生ごみ、ペットフード、土、髪の毛・垢、油汚れ・石鹸、土・ホコリ、自分の糞、仲間の死体など何でも食べます。その何でも食べる性質からとても優秀な分解者であり、実は食物連鎖の中で欠かせない役割を担っています。まあ人間には酷く嫌われていますが。

凄まじい運動能力でなんと時速3~4kmほどで行動します。意外に遅いと思うかもしれませんが、あの体の小ささで人間の歩行速度を出せるのは異常です。もしゴキブリが人間並みの大きさだと考える場合、その速度は時速300kmにも達すると言われています。
あと滑空するように飛んでくるので、高い位置にいる奴には注意しましょう。

「1匹見たら50匹」なんてこともあるように、ゴキブリを増やす能力にも優れます。 まずゴキブリは一度交尾したら精子を体内に貯めておくことができるので、入ってきたのが交尾済みのメスだった場合は単体で繁殖が可能です。生涯で400~500個ほどの卵を産むとされており、室内でこっそり繁殖されるととんでもないことになるでしょう。

またゴキブリは種を越えての集合フェロモンを出すため、一匹いるとそこら中からゴキブリが寄ってきます。 5mmの隙間から侵入が可能なので、これまたえらいことになるでしょう。

もしも入り込まれたらバルサンを焚いて退治しましょう。 何年もゴキブリと戦ってきましたが、あれが一番効果的だと思います。

クロゴキブリの生態

生息地

ユーラシア大陸東部や日本などに生息しています。 人家にも入ってきますが、寒さに強く屋外でも生活が可能で、日本のゴキブリでは唯一越冬が可能です。

普段の生活

夜行性ではありますが日中に活動することもあります。 基本的に隠れられる狭い場所が大好きで、普段はそこでじっとして採食する時にだけ出てきます。

雑食で動物・植物・死肉問わずなんでも食べます。

繁殖と成長

卵生で決まった繁殖期はなく、年中産卵が可能です。 卵鞘と言って20~30個の卵が入った鞘を産み、卵は6週間ほどで孵化します。

子は10か月ほどで成虫となり、寿命は半年ほどです。

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