カモノハシ:哺乳類と爬虫類と鳥類が合体した珍獣

ornithorhynchus-anatinus
名称カモノハシ(Ornithorhynchus anatinus)
身体体長:50 ~ 65cm / 尾長:8 ~ 15cm / 体重:1 ~ 3kg
生息地オーストラリアの森林地帯の水辺
食性肉食で昆虫、貝、ミミズ、魚などを食べる

カモノハシの特徴

カモノハシはカモのような幅広のクチバシを持つことから「カモのハシ」転じて「カモノハシ」と名付けられました。 見た目は普通の動物に見えなくもないですが、6500万年前からほぼ同じ姿の生きた化石です。 かなり特殊な動物なのであまりコイツを基準にして他の動物を計ってはいけません。

鳥類と爬虫類と哺乳類の要素を併せ持っているのですが、一応哺乳類に分類されています。 しかし繁殖形態は卵を産む卵生で、しかも卵から孵った子にミルクを飲ませて育てます。 もしかしたら発展途上の哺乳類はみんなこんな感じで、カモノハシだけそこで進化を止めてしまったのかもしれませんね。

後ろ足に毒針を持ち、その毒性は人が死ぬほどではありませんが小動物程度なら倒せる程度には強力です。 人間も刺されると死なないとは言え数か月もの間痛むようになるので、もし見つけても捕まえようとはしないでください。

カモノハシの生態

生息地

オーストラリアの森林地帯の水辺に単独で生活しています。 水辺に穴を掘って巣を作り、巣穴から直接水中に行けるようになっています。

普段の生活

早朝と夕暮れに活発になり、水中にエサを取りに出かけます。

くちばし状の口はレーダーの役割があり、水中の獲物が出す生体電流を捕捉します。 土竜のような防水性の滑らかな毛を持ち、平べったい尾をフィンのように使って泳ぎます。 潜水も得意で10分以上潜り続けることができます。

ちなみに陸上の行動はやや苦手で這うように歩きます。

繁殖と成長

哺乳類なのに卵生で、繁殖期になると巣に1~3個の卵を産みます。 ニワトリのように卵を産む穴は排泄する穴と同じです。

卵はメスが抱卵して10日ほどで孵化し、その後子どもは授乳して育ちます。 4ヶ月ほどで親から独立し、2年で成熟します。寿命は15年ほどです。

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