ヒョウモンダコ:人も死ぬ強力な毒を持つタコ

hapalochlaena-fasciata
名称ヒョウモンダコ (Hapalochlaena fasciata)
身体体長10cm
生息地西太平洋の熱帯~亜熱帯の海
食性肉食で魚や甲殻類を食べる

ヒョウモンダコの特徴

hapalochlaena-fasciata

ヒョウモンダコは体に青く光る丸模様を持つタコです。 周囲に合わせて体色を変化させますが、危険を感じるとまるでヒョウ柄のように変色するのが名前の由来です。

タコと言えば吸盤で締め付けたりスミを吐いたりするイメージですが、本種はそういったことをしません。 代わりに強力な毒を持ち、それで天敵から身を守ったり獲物を弱らせたりします。

このタコはフグ毒でお馴染みの「テトロドトキシン」を持ち、噛みついた際に体内に毒を流し込んできます。 その毒性は非常に強力であり「人を殺せるタコ」としても有名です。

積極的に人を襲う事はありませんが保護色で認識しにくく、意図せず踏んでしまう場合があります。 それに驚いたヒョウモンダコにやられてしまうのです。

オーストラリアやニュージーランドでは少ないがらも死亡事故が確認されています。 日本付近では主に九州~沖縄近海にいますが、温暖化の影響で生息域を広げつつあります。 もし青い丸模様の付いたタコを見かけたら急いで逃げましょう。

ヒョウモンダコの生態

生息地

熱帯~亜熱帯の浅い場所に生息しています。 沿岸近くまで来ることもあり、主に岩礁、サンゴ礁、砂礫底などで生活しています。

普段の生活

あまり泳ぎは得意ではなく、じっとしているかゆったり動きます。 肉食で動きの遅い魚、エビ、カニなどを絡めとるようにして襲って食べます。

繁殖と成長

卵生で秋に繁殖期を迎えます。 メスは50個ほどの卵を産み、それを抱えて絶食して孵化までの6か月間守ります。

孵化する頃には母親は力尽きて死んでしまい、子は一匹で生きていきます。 子は1年で成熟し、寿命も1年ちょっとです。

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