ヤシガニ:世界最大級の甲殻類

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名称ヤシガニ (Birgus latro)
身体体長:30~40cm 全長が1mを超える個体もある / 体重:3~4kg
生息地インド洋~太平洋付近の陸地
食性雑食で果実や小動物など何でも食べる

ヤシガニの特徴

ヤシガニは名前にカニのようにも見えますがヤドカリの仲間です。 陸上で生活する甲殻類としては最大級の大きさを誇り、全長が1mを超える個体も確認されています。

カニではないので足は8本しかなく、前後に歩くことも可能です。 この辺はタラバガニと同じですね。

孵化したばかりの小さい頃はヤドカリと同じように拾った貝殻の中に入り、ヤドカリと殻を奪い合うこともあります。 成長すると体に見合った殻がなくなりますが、その頃には自前の固い殻に覆われるので必要がなくなります。

雑食性で割と何でも食べるのですが、ヤシの実なども食べます。 固い殻をハサミで潰して食べるほどの力を誇っており、挟まれると割と危険です。

普段は穴の中など湿った涼しい場所にいますが、安全で快適な場所を求めて木登りすることもあります。 後ろ向きに進んだり、お尻を上にして木登りしたりと後退移動も得意です。 また甲殻類にしては意外に速く、人間が早歩きするぐらいの速度で動きます。

大きい体の甲殻類で食いでがあり、宮古島など店で出されている地域も多いです。 殻はそこらのカニより固く処理が大変ですが、カニのようなエビのような味でとてもおいしいです。

ただしエサから毒を摂取して体内にため込んでいる場合があるので、捕まえて食べるのは控えましょう。

ヤシガニの生態

生息地

インド洋~太平洋付近の陸地に広く生息しています。 幼生のうちに海を漂って陸へたどり着き、上陸して生活します。

成長すると水中生活ができなくなるため、成長後に海に入ることは基本ありません。 また上陸後は同じ場所で生活することを好み、長い生涯を狭い範囲で過ごします。

普段の生活

夜行性で日中は穴の中や木の上や穴の中などの安全で涼しい場所で休息します。 雑食で果実、小動物など割と何でも食べます。

ヤシガニは殻の成分をエサから獲得するため甲殻類も食べます。 養殖環境下では成分が不足すると共食いすることもあるようです。

繁殖と成長

5~9月に繁殖期を迎え、メスは卵を腹に抱えて生活します。 3か月ほど後に孵化した幼生の塊を海に放出し、幼生は海を漂いながら陸地を目指します。

子は4~8年で成熟し、寿命は50年ほどです。 とても長生きでペットとして飼われることもあります。

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